渦鞭毛藻化石(2)    渦鞭毛藻化石(1)へ戻る    トップページに戻る

渦鞭毛藻化石の特徴
◇三畳紀以降すべての地質時代の海成層に産出する
◇他の遠洋性浮遊性微化石が産出しにくい浅海成相からもよく産出し,年代・環境を与える
◇渦鞭毛藻化石によって,地質年代の位置づけが見直された地層は日本にたくさんある
◇かわいい
◇形質が割合にはっきりしていて,種の同定が比較的容易
◇岩石の前処理は,ちょっと面倒(強い劇薬をたくさん使う;でもドラフトを使うので大丈夫)
◇日本にあまり研究者がいない
◇とってもかわいい
◇研究すべき分野がいくらでも残っている(未開である)
◇読み方が難しいので,時々学会でも名前を間違えて呼ばれる(→「渦鞭毛藻・風雲誤読録」へ)
◇酢醤油でいただくと,おいしく食べられる......わけはない
現生の渦鞭毛藻は
◇赤潮の主要構成生物で,毒性の強いものがある(貝毒の原因)
◇細胞は特異な微細構造を示し,生物界に独特な位置を占める
◇「真核共生進化説」の生き証人とされる
◇というわけで,生物学・水産学の世界でもいまやちょーモテモテ



  渦鞭毛藻化石(1)へ戻る   トップページに戻る