凱里(カイリ)生物群は、1982年に中国貴州省東部の凱里に分布する中期カンブリア紀の地層から発見されました。 通常、化石になりにくい軟体部が保存されたバージェス頁岩タイプの動物化石のほか、三葉虫が豊富に産出します。
▼シノエオクリヌス
凱里生物群を特徴づける化石のひとつで、原始的なウミユリと考えられています。
▼ロタディスカス
クラゲの仲間と考えられています。薄くはがれる石の表面に印象化石として残っています。
▼オレノイデス
凱里生物群からもっとも多産する化石である三葉虫の一種で、比較的大型の種類です。