新潟大学 自然史のパッセージ
準備のようす:「佐渡島産貝類・植物化石」コーナーには27種類、およそ100点の標本がならびます。
企画展「新潟県の化石」 まもなくオープン!
 新潟大学あさひまち展示館の企画展「新潟県の化石―化石から日本列島の歴史を考える―」のオープンが間近に迫りました。開館は週があけて最初の開館日となる5日(火曜)の午前10時です。

 先月末まで開催されていた企画展「ヨーロッパの博物館を巡る」も終了し、昨日(1日)、いよいよ会場準備がはじまりました。会場はあさひまち展示館の2階にある企画展示室。学生や教員からなるスタッフによって、展示ケースにはおよそ50種、百数十点の標本がならびました。

 展示は大きく3つのコーナーに分かれます。そのうち「佐渡島産貝類・植物化石」コーナーにならぶ標本の大部分は、これまで「自然史のパッセージ」で展示されていたものです(右写真)。「自然史のパッセージ」が物質生産棟を出るのは今回が初めてとなります。その中には、学部学科体験の際に小出高校の皆さんが準備を手伝ってくれた標本も含まれます。

準備のようす:「奥只見産腕足類化石」コーナーには、奥只見産の標本はもちろん、国内外の腕足類化石と現生腕足類の標本も展示されます。
 その他にも、展示室には石炭紀から現世までの多くの標本がならびました。古生物学はこうした標本から生命の、そして地球の歴史をひも解く学問です。小さな展示室ですが、そこに展示された標本がわれわれに教えてくれる物語のスケールは遥かに大きく、気が遠くなるほど長い歴史を持っています。

 今回展示される標本を通じ、多くの皆様に、古生物学という学問、そして郷土の大地に記録された遥かな歴史に興味を持っていただければ幸いです。
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