日本海が大陸から離れていくと,その割れ目には海水が流れ込んできます.海は時間とともに広くなり,最終的には現在の日本海の大きさにまで成長しました.1500万年前に初めて日本海側に入ってきた海は,南から北上する海流であったことが化石からわかります.
このころに日本海に暮らしていた生き物は大佐渡地域の平根崎で見ることができます.主な化石としては,貝類,ウニ,腕足類などをあげることができます.また,サメの歯の化石も見つかることがあります.この時期よりあとは,海の時代が続きます.佐渡島の新生代の産出化石は,この地域が
湖の時代から海の時代へと移り変わってきたことがわかります.