わたしたちが暮らしている新潟県の平野や山,さらにもっと広くて大きな日本列島や日本海は,大昔にはどのような状態だったのでしょうか.それらはいつ,どこで,どのようにしてつくられたのでしょうか.このような疑問を解き明かすために地層や化石の研究をしているのが,自然科学の1つの分野である地質学です.そのなかでもとくに化石についての研究は古生物学の分野で行われています.
9月5日から11月30日まで新潟大学あさひまち展示館では企画展「新潟県の化石」を開催します。この企画展では,新潟大学に所属する3人の古生物学を専門とする教員スタッフの研究にもとづき,新潟県の
奥只見(おくただみ),
青海(おうみ),
佐渡の化石資料が日本列島形成史の解明や古環境の復元に役立っていることを紹介します.