新潟大学 自然史のパッセージ
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走査型電子顕微鏡
Scanning Electron Microscope
走査型電子顕微鏡.
小さな対象を観察する方法にはいろいろありますが、一般的な光学顕微鏡では光(可視光)の波長が分解能を制約するので、1000倍以上の倍率で観察してもあまり意味がありません。 そこで、より小さな対象を観察する場合には電子顕微鏡の出番となります。電子顕微鏡は光の代わりに電子線を用いるので、より高い分解能を得ることができます。

 電子顕微鏡には2種類あり、ひとつはここで紹介する走査型電子顕微鏡(SEM)で、観察対象の表面から放出される2次電子を可視化します。一方、観察対象を透過した電子を可視化するものは透過型電子顕微鏡(TEM)と呼ばれます。

 それでは、放散虫の化石を採取してSEMで観察してみましょう!
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まずは野外から放散虫化石を含んでいそうな岩石を採取します。