ベレムナイト
Belemnites
ベレムナイトの一種(福井県大野市産;ジュラ紀)。この骨格は下図のように、体の中に位置する。
アンモナイトとともに中生代の海で栄えた頭足類で、矢のような形をした筒状の骨格が化石と残ります。
そのためベレムナイトの化石は「矢石」とも呼ばれます。この骨格は、アンモナイトとは異なり、体の中にすっぽりと収まっていました。ちょうど、コウイカと同じような体のつくりで、両者は近縁な関係にあたります。一方、殻の中には隔壁などの構造が見られ、アンモナイトにも近いことがわかります。
ベレムナイトの化石は中生代の海で堆積した地層からたくさん見つかり、昔の海水温を調べる材料として利用されます。
ベレムナイトの化石は中生代の海で堆積した地層からたくさん見つかり、昔の海水温を調べる材料として利用されます。
関連企画展:頭足類展(2007.10)