「地質学」とは? ⇒”石“に隠された地球内部の歴史・現象を科学します
地質学で扱う対象は,すべて「石」です。「石」には,火成岩,変成岩,地層,化石,鉱物,断層,褶曲などが含まれます。何も知らなければただの「石ころ」なのに,地質学を学べばそんな石ころがすばらしい地球の秘密の宝庫に変わります。地質科学プログラムの学生は,30億年前の地殻の性質から,数万年前の火山噴火の痕跡まで,いろいろな時代のいろいろな石を探りに探って研究を楽しんでいます!
★高校で地学を履修している必要はありません。
★特別な体力・アウトドア活動の経験等は,必要ありません。
★在学生の男女構成比率は学年ごとにおよそ7:3~5:5の範囲です。
地質科学プログラムの中身を紹介しちょうよ!
☆入学後の科目紹介+研究室紹介など(A3判2ページ,2.1MB)
「地質科学科・学生会」のホームページもあります
理学部地質科学科の在学生でつくる→「地質科学科・学生会」←(学生の自主組織)の紹介ページです。(新しいウィンドウで開きます)
地質科学プログラムの教育の特徴
十分な野外調査ができる知識と技術を習得するための野外実習の重視
総合科学として広く関連分野の成果をとり入れるための教育と室内実験の重視
小人数教育に徹して、きめこまかく、良い意味での師弟関係をもった指導
自由な雰囲気の学習環境とそれを保障する体制
学習内容の紹介
■基礎的な野外実習
基礎段階では,地形図の読み方,岩石を見たときの基本的な着眼点・考察につながるノートの取り方など,地質学の基礎を経験します。講義と合わせて,「全員が高校時代に地学を履修していない前提」で授業を行います。だんだん「石」のことが”わかって”いく楽しさがあるでしょう。
■顕微鏡実習
実習には野外のものだけではなく,室内で機器を使った実習もあります。写真は,偏光顕微鏡を1人1台使っての岩石学の実習です。薄片(はくへん)といって,岩石を薄く研磨した試料を顕微鏡で見ると,鉱物がとても美しく見えます。石ってすごいんだな,と思うかもしれません。
■発展段階の野外実習
専門教育の後半になると,それまでに学んだ知識・経験を生かして,実際に自分で野山で地層・岩石のデータを集め,地下の様子を推定する実習もあります。全国的に見ても,野外活動面での深まりの大きなカリキュラムです。自分で地球のことが(少し)わかった!という達成感を味わえるでしょう。
■卒業研究
3年生までに勉強した基礎を生かし、自分の興味や関心がある一つの専門分野を選んで,課題研究(卒業研究)を行います。課題研究は,プロレベルの研究を自分でやってみるもので,客観性や論理性とはどういうことか,自然は自分の思考力にどう応えてくれるのか…等々,さまざまなことが学べます。
本プログラムの地質エンジニアリングコースは、JABEE(日本技術者教育認定機構: Japan Accreditation Board for Engineering Education)による教育プログラムの厳正な審査を受け、2006年にJABEE認定基準に合格しました。
本プログラムの地質エンジニアリングコースの修了生は「技術士」一次試験が免除 となり、申請により「技術士補」の国家資格が得られます。