新潟大学 自然史のパッセージ
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浮遊性有孔虫
Planktonic Foraminifera
西山層の浮遊性有孔虫.
有孔虫類のうち、外洋の表層水中で浮遊生活をするグループ。ジュラ紀後期に出現した。孔が無数に開いた球形が合体しているような形態をもち、石灰質の殻をもつ。無数の孔から仮足とよばれる糸状の足を出し、移動や捕食を行う。主に珪藻や微小なプランクトンや有機物を食べるが、自分より大きな生物を捕食することもある。進化速度が早く、海流にのって広範囲に短期間で伝播することから、示準化石として重要である。