大型化石
Megafossils / Macrofossils
大きさを基準に化石を分類した場合、顕微鏡を用いなくとも研究が可能なサイズのもの。
一方、顕微鏡を用いなければならないような小さな化石は微化石と呼ばれ、大型化石と区別されます。
しかし、微化石として知られる有孔虫の仲間には貨幣石のように10cm以上にもなるものが含まれ、魚の鱗やカイエビの化石のように数mm程度でも微化石としてはほとんど取り扱われないようなものもあります。
恐竜やアンモナイトのような博物館に展示してあるほとんどの化石は大型化石です。
また、野山や海などに出かけて見かけるような生き物、あるいは、動物園、植物園、水族館で見られる動植物が化石になったとすると、それらのすべてが大型化石だと言ってもいいでしょう。
このように大型化石はわれわれ人間の感覚で理解しやすく魅力的でもあるので、古くから盛んに研究がおこなわれてきました。
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